いきいきと働ける社会を実現したい
私は大学を卒業し、1社目は地方銀行で勤務し、現在は大手人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして勤務しています。
1社目は、周囲の顔をうかがいながら仕事をする社員が多く、現在の職場では多くの不満や不安を抱えた求職者の方に日々お会いしています。
今までのキャリアで感じたことは、「いきいきと働けない職場」が日本には圧倒的に多いということです。
「いきいきと働けない職場」は従業員満足度(ES)が低く、生産性も下がります。
これは本当に勿体ないことだと思います。
働く人が「いきいきと働ける社会」を作りたいと思い、起業を決意し、株式会社BaaSを立ち上げ【engagement】というサービスを作りました。
これからの社会に必要なこと
私は「いきいきと働ける職場」=「従業員満足度(ES)の高い職場」であると考えます。
従業員満足度(ES)が高い職場とはどのような職場でしょうか。
- ・仕事の負荷が適切でやりがいを感じることができる
- ・成長実感がある
- ・経営層が従業員の意見を聞いてくれる
- ・自分の存在を認めてくれる
- ・上司、同僚、部下との関係性が良好
- ・ハラスメントが無く、安心して働くことができる
他にも色々と要因はありますが、このような職場が従業員満足度(ES)の高い職場ではないでしょうか。
御社はいかがでしょうか。上記のような職場であれば、きっと会社の業績や雰囲気が良い職場であると思います。
残念ながら上記のような職場は、まだまだ少ないのが現状です。
今までは、従業員満足度(ES)の低い職場環境でも、事業継続において大きな影響はありませんでした。
しかし、今後は労働人口の減少・人材の流動化・価値観の多様化・情報取得の容易さ(公開クチコミの閲覧等)により、従業員が悪い待遇や悪い職場環境で働き続ける理由がなくなります。
結果、従業員満足度(ES)の低い職場は良い人材が退職し、良い人材が採用できない、採用できても定着しないという悪循環にはまります。
人手不足倒産が増えている(2013年:34件→2018年:153件、帝国データバンク調べ)のも、その予兆ではないでしょうか。
自主廃業やM&Aも含めると更に件数は増え、今後も人手不足に起因する倒産や廃業の件数は加速度的に増加するものと思います。
だからこそ、従業員満足度(ES)の向上がこれからの社会には必要なのです。
従業員満足度(ES)向上は社内外に良い影響を与える
従業員満足度(ES)が向上すると社内外に良い影響を与えます。
- ・従業員が主体的に業務に取り組み、生産性が向上する
- ・社外からの企業評判が高まり、採用活動や従業員定着への好影響が期待できる
- ・帰属意識が高まることで、サービス提供レベルが向上し、結果として顧客満足度(CS) が向上する
従業員満足度が向上することで、仕事のやる気が上がり、エンゲージメントが高まります。
そうすると社内外に良い影響を与え、会社の評判や業績が良くなります。
従業員満足度(ES)が高い会社が増えることで、結果として「いきいきと働ける社会」が実現できるものと考えます。
また、年々厳しさを増す「社員採用」においては、母集団形成や内定受諾率向上への好影響はもちろんのこと、近年注目されている採用手法である「リファーラル採用」の増加にもつながり、採用・研修コストの抑制や離職率低下につながります。
いきいきと働ける社会の実現のために
働いている中で、不満や不安が一切無いということはありえません。
従業員は何かしらの不満や不安を心に抱え、モヤモヤしています。
結果として従業員満足度(ES)が低下しています。
ではなぜ、従業員は不満や不安を発信できないのか。
それは、不満や不安を発信することで、不利益を被ると考えているからです。
このような状況は経営陣・従業員の双方にとって、良い状況ではありません。
従業員は自分の声が経営陣や上司に届くことで安心します。 そして、1つ1つの改善への取り組みが経営参画の意識を高め、従業員満足度(ES)向上につながると私は確信しております。
【engagement】が従業員満足度(ES)向上に貢献し、「いきいきと働ける社会」の実現の一助になれれば、これ以上の嬉しいことはありません。
また、2020年から順次義務化されるハラスメント対策のツールとしても、ご活用いただけるものと思います。
働く人がいきいきと安心して働ける社会の実現の為に、株式会社BaaSは邁進して参ります。
株式会社BaaS 代表取締役 土井竜也